金融政策
日本銀行が世の中(市場)に出回るお金の量を調節することによって、
物価の安定をはかり、経済の動きを調整する政策のことをいいます。
市場に供給されている「お金の量(通貨供給量=マネーサプライ)」と「経済の動き」の間には、
当然、密接な関係があります。
必要以上のお金が市場に供給されると「カネ余り」の状態となり、
通貨価値が下がって物価が高騰するインフレ現象を起こします。
逆に、市場に供給されるお金が不足すると、物価が下落するデフレ現象を起こします。
どちらの現象も経済の動きにはよくないため、
日本銀行は、お金の量(通貨供給量)の動きを常に監視して、
市場に出回る通貨量が常に適量となるように調整しているのです。
モノの売買や生産が沈滞する不況のときには、経済活動を刺激するために金利を下げて、
世の中に出回るお金の量(通貨供給量)を増やし、経済活動を刺激します。
これを金融緩和といいます。
ちょうど、日本はこのゼロ金利の下、ジャブジャブに増やし続けたお金=金融緩和を
2006年の3月についに解除しました。
逆に、物価が高騰して景気が過熱ぎみのときには、金利を上げて市中のお金の量(通貨供給量)を
減らし、経済活動を抑制します。これを金融引き締めといいます。
今まで、長年、日本は、@景気停滞、A低物価の中、B金融緩和・C通過供給量増加でD景気を好転させて来ました。
2006年にはいって、E消費者物価指数も毎月前年同月比プラス(物価上昇)。
そろそろF金融引締めの時期と判断し、G量的緩和解除(通貨供給量減少)、金利引上げを7月14日に発表しました。
当然、行き過ぎると、また、@景気停滞へ突入していきます。
経済はサイクルですからね。
@景気停滞
↓
A低物価
↓
B金融(量的)緩和
↓
C通過供給量増加
↓
D景気が好転
↓
E物価上昇
↓
F金融引締め
↓
G量的緩和解除(通貨供給量減少)
↓
H金利引上げ
↓
↓
@景気停滞