公定歩合
日本銀行が、民間銀行に貸し出しを行うときの基準金利です。
◆銀行の預金金利への影響
1994(平成6)年以降は、金融の自由化が進められ、
自由金利(市場金利)を中心に金利が決定されるようになり、
公定歩合の上げ下げが銀行の預金金利に直接影響を与えることはなくなってはいます。(昔は連動してたんですね)
通常、公定歩合が上がると、銀行の借入コストが高くなるため、銀行がお金を貸し出すときの貸出金利は上がります。逆に、公定歩合が下がると銀行の貸出金利は低くなる、という関係にありました。
でも、今は民間銀行の資金調達方法の多様化が進んだため、日本銀行が公定歩合を上げても、民間銀行は市場から安い金利で資金を調達できるようにはなっています。
これも、金融の国際化が進展した結果です。お金の流れを、国際的な規模で調整しなければならない時代に入っているのです。金融政策を各国と協調して行うことが重要な課題になっています。
◆為替への影響
公定歩合の上げ下げは、為替レートにも影響を与えます。
公定歩合が上がると、民間銀行の預金金利が上がります。
すると、海外の投資家は円で預金しようとするため、
ドルを売って円を買う人が増えます。
その結果、為替レートは、円高/ドル安に誘導されます。
逆に、公定歩合が下がると、民間銀行の預金金利が下がります。
すると、国内の投資家は金利の高いドル通貨で預金しようとするため、
円を売ってドルを買う人が増えます。
その結果、為替レートは、円安/ドル高に誘導される、という関係にありました。